ピーマンの栄養と健康効果

ピーマンの栄養

 

 

つややかに輝く緑色のピーマンは栄養豊富です。特にカロテンやビタミンCが豊富に含まれます。

 

 

五訂日本食品標準成分表によるピーマン可食部100gあたりの成分ですが、エネルギー:22kcal、水分:93.4g、たんぱく質:0.9g、脂質:0.2g、炭水化物:5.1g、灰分:0.4g、食物繊維:2.3g。ビタミン類は、カロテン:400μg、E:0.8mg、K:20μg、B1:0.03mg、B2:0.03mg、ナイアシン:0.6mg、B6:0.19mg、葉酸:26μg、パントテン酸:0.30mg、C:76mg。無機質類は、ナトリウム:1mg、カリウム:190mg、カルシウム:11mg、マグネシウム:11mg、リン:22mg、鉄:0.4mgとなっています。

 

 

特筆されるのはピーマン100グラム中のビタミンC含有量が約80mgあるということで、中ぐらいのピーマン4個で1日の必要量を摂ることができます。

 

 

また、赤ピーマン(ベル型)の可食部100gあたりの成分では、カロテン:1100μg、ビタミンC:170mgに増加します。つまり、ビタミン成分などは、緑色の時より熟して赤や黄色になった時の方が増加するわけです。太陽をいっぱい浴びた分オレンジと赤のピーマンは栄養価が高いのです。

 

 

更に、フラボノイドも含まれているので、それでビタミンCが加熱によって破壊されてしまうのを軽減すると考えられています。こうしてレモンよりもずっと多くのビタミンCの摂取ができるのです。

 

 

生のままではあまりたくさん食べられないかもしれませんが、料理にすれば和・洋・中を問わずいろいろな料理にマッチするので、どんどん食べてください。